ブーン系小説を書いているようです

◆iAiA/QCRIMが2chニュー速VIPに投下したブーン系小説自作品まとめとか雑記とか
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(*゚ー゚)彼女が紡いだ奇跡達。のようです プロローグ


 
 
 
 
 一生に一度、起こるか起こらないかの、奇跡。
 
 
 あなたは、奇跡と言われたら何を思い浮かべますか?
 
 
 不治の病が治ってしまう。
 
 
 大事故にも拘わらず、無傷で生き残る。
 
 
 弱者が強者を、打ち倒す。
 
 
 例えそれが、他人には小さなことであったとしても。
 
 
 
 体験した方には、奇跡だと思える物はたくさんあります。
 
 
 
 時は戦乱の世。疫病が蔓延し、飢餓に苦しむ人達は後を絶えません。
 
 
 国は戦う事に必死。方々の村々など、放置してしまっています。
 
 
 その例に漏れない村の一つで、一人の女の子が夢を見ました。
 
 
 夢の中で、女の子はぽつんと白の大地の真ん中に立ち、顔を上げました。
 
 
 するとそこには、とてもとても優しい顔をした女性が立っていました。
 
 
 いえ、その女性は眩しい翼を広げて、女の子の前で浮かんでいたのです。
 
 
 天使様? と女の子は聞きました。
 
 
 女性はにっこりと笑うと、女の子に言いました。
 
 
 
 あなたに、手の指の数だけ奇跡を行える力を差し上げます。
 
 
 翼を持った女性は、女の子にそう言ったのです。
 
 
 女の子は自分の手を広げて、小さな手をまじまじと見つめました。
 
 
 でも、数を数える事ができなかった女の子は、それがいくつなのかわかりません。
 
 
 女の子は女性に、さらにこう聞きました。
 
 
 奇跡って、なぁに? 首を傾げながら、本当に不思議そうな顔をして。
 
 
 女性は女の子の頭を優しく撫でながら、言いました。
 
 
 それは貴女が大きくなった時に、わかるものよ。
 
 
 
 女の子はまだ、不思議そうな顔をしていました。
 
 
 でも次第に、頭を撫でてもらったことが嬉しくなって。
 
 
 うん! と元気よく返事をして、にっこりと笑いました。
 
 
 女性に負けない、純粋でとても眩しい、笑顔でした。
 
 
 さぁ、貴女を待っている人がいるわ。目を覚ましなさい。
 
 
 女性はそう言うと、女の子からゆっくりと遠ざかって行きました。
 
 
 一人残されるのが寂しくて、女の子は手を伸ばします。
 
 
 前へ前へ。高く高く。小さな手を、一生懸命に。
 
 
 
 
 すると、白い世界がさらに眩しく、光り始めました。
 
 
 驚きとあまりの眩しさに、女の子は目を閉じました。
 
 
 それでも、伸ばした手は、前へ、高く。
 
 
 目を開けたら眩しくて見えないので、目を瞑っていても一緒です。
 
 
 だから女の子は目を閉じたまま、必死に小さな手を伸ばしました。
 
 
 前へ前へ。高く高く。遠くへ、遠くへ───
 
 
 
 手が千切れそうなくらい腕を伸ばした時。
 
 
 
 女の子の夢は、そこで終わりました。
 
 
 
 
 
 長い長い、まどろみの時。
 
 
 
 暖かい海の中で、女の子は夢を見ました。
 
 
 
 然れど、夢から覚めたその先は、地獄。
 
 
 
 その中で、果たして彼女はどんな奇跡を起こすのでしょうか。
 
 
 
 その中で、果たして彼女は何を奇跡と見るのでしょうか。
 
 
 
 
 
NEXT⇒一つ目の奇跡─上─
【 2009/04/24 】 奇跡達 | TB(0) | CM(0)
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