ブーン系小説を書いているようです

◆iAiA/QCRIMが2chニュー速VIPに投下したブーン系小説自作品まとめとか雑記とか
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( ^ω^)はペルソナ能力を与えられたようです 20話 その2

その1はこちら

62 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:35:17.40 ID:qo4TweAl0
 
 

 
 
 モナー達がアサピーが待つ大広間に辿り着いた頃。
 ブーン達も大きな扉の前に立っていた。
 ひたすらに続く白の通路に現れた、キーロック式の扉。
 
 ここに着くまで、それらしき部屋はなかった。
 それはつまり、あのサングラスの男達はここから来たと言うことだ。
 
(´・ω・`)「みんな、気をつけてくれ」
 
 ショボンの声に、皆が頷いた。
 解っているのだ。この先に居るものが、なんなのか。
 
 その確信は、ペルソナの共振に因るものだ。
 近づくに連れ、脈打つように感じられる、ペルソナの波動。
 鼓動が高鳴るように、定期的に刻まれる、心音に近いもの。
 
 この奥に、ペルソナ使いがいること。
 波長から、モナー達ではないということ。
 そしてそれが、大きな力を持っていること。
 
 しかし彼らは、進まなければならない。
 

63 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:39:30.47 ID:qo4TweAl0
 
 道は一つしかないのだ。
 ハインリッヒを助け出す為に、引き返すことは許されない。
 
 ショボンが扉を拳で軽く叩いてみせた。
 鉄製の両開きの扉は、見た目程頑丈ではないようで、軽い音を反響させる。
 無論、ショボン達はキーロック式の扉を開ける為の番号を知らない。
 
 ならばすることは一つ。
 
(´・ω・`)『ペルソナ』
 
 現れ出でるショボンのペルソナ、ヤマ。
 正眼に構えし大剣を、縦に二つ、横に一閃させた。
 ペルソナへの耐性を持たない物質など、鉄であろうとも両断するのは造作もないことだ。
 
 三片の切断を確認すると、ジョルジュが前に立ち、
 
( ゚∀゚)「行くぜ……よッ!」
 
 力任せに扉を蹴った。
 
 ゆっくりと部屋の内側へ倒れていく、鉄の板と化した扉。
 それが、派手な音を立て地に触れた時、ショボン達の視界に広い空間が開けた。
 

65 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:42:14.13 ID:qo4TweAl0
 
 アサピーが居た大広間よりも、さらに広い。
 四方の白い壁には、夥しい数の電子機器が列を成している。
 それらだけなら、巨大な研究室を思わせるのだが……
 
 部屋の中央付近に、電子機器と同じように列を成す、異。
 硝子でできているのか、透明の太い円柱がいくつも連なる。
 その中は、深緑色をした液体が満たされており、そして───
 
ξ;゚⊿゚)ξ「なに……あれ……」
 
ミセ;゚-゚)リ「……悪魔……」
 
 悪魔が、その中に居た。
 
 ブーンとツンを襲った凶鳥、モー・ショボー。
 街の各所で全員が見た、屍鬼、ガキ。
 その他にも、彼らが見たことがない悪魔達が、液体の中に居た。
 
 そして、円柱の足元から伸びる何本もの多彩なコード。
 それらが集う、部屋の中央には。
 
(´・ω・`)「これは……」
 
(;'A`)「でけぇ……」
 

66 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:43:58.14 ID:qo4TweAl0
 
 ブーン達が、部屋の中央へと進む。
 最も目につく存在の近くへと。
 
 部屋の面積もさることながら、取分け特徴的なのが、高い天井だった。
 あまりの高さに、ここが地下だと言うことすら信じられなくなる程の。
 尤も、ブーン達はフィレモンの力により転移されたのだから、
 この場所が必ずしも地下、玖都留研究所であるかどうかは彼らに知る術はないが。
 
 その高い天井まで伸びる、巨大な歪の柱。
 頂点部分には傘が広がるような形で、円形の物体が広がっていた。
 
(;^ω^)「なんだお……これ……」
 
 誰もが思ったことをブーンが口に出した、その時。
 
 
 『ようこそ、ペルソナ使いの少年達』
 
 
 空気を揺らす機械の電子音の中に、ブーン達が聞き慣れぬ声が混じる。
 声の主が、柱の裏側から現れた。
 
 それと同時、急激に高鳴る鼓動。
 即ち、ペルソナの共振。
 

67 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:47:23.44 ID:qo4TweAl0
 
 
<_プー゚)フ「こんな所までくるとはね」
 
 
 後方に流れるように逆立った赤い髪と、特徴的なモミアゲの男。
 玖都留研究所所長、エクスト=プラズマン。
 両の手をスラックスのポケットに仕舞ったまま、ブーン達を見ていた。
 
( ゚∀゚)「……誰だ、アンタ」
 
 全員が身構え、エクストを注視する。
 ペルソナ使いであることは、既に解っているからだ。
 
<_プー゚)フ「不法侵入の上、年上に敬語も使えないのかい?」
 
 口端を吊り上げ、冗談を飛ばす。
 ブーン達は、無反応。静かにエクストを見つめたままだ。
 
<_プー゚)フ「やれやれ……」
 
<_プー゚)フ「私の名は、エクスト ここの所長をしている」
 
 “所長”
 この言葉に、ブーン達は更に身を固くした。
 

68 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:50:03.94 ID:qo4TweAl0
 
 ひしひしと彼らに伝わっていた強力なペルソナの波動と、
 所長、つまりこの研究所の最高責任者であることを示す言葉の、二点。
 
(,'A`)「……いきなりラスボスの登場か」
 
 一滴の、本人ですら気づかない程の小さな汗を頬に流し、ドクオが呟く。
 
(;^ω^)「……この力……納得したお」
 
ミセ*゚-゚)リ「皆さん、気をつけてください」
 
 エクストの自己紹介に因って、更に高まる緊張感。
 そんなブーン達を一瞥した後に、エクストが両の手をポケットから出した。
 
 右手には、小さな箱。
 
ξ;゚⊿゚)ξ「───! あれは!」
 
(;゚∀゚)「デレも持ってた……フィレモンが言ってたヤツか?!」
 
 黒き、トラペゾヘドロン。
 
<_プー゚)フ「さて、君達の自己紹介は必要ない」
 
 箱を持つ右手を、前へと差し出し。
 

69 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:50:34.67 ID:qo4TweAl0
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<_プー゚)フ「“はじめまして” “さようなら”」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

70 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:51:08.72 ID:qo4TweAl0
 
 
 
 エクストの言葉が終わった刹那。
 
 
 
 黒きトラペゾヘドロンから闇が広がり───
 
 
 
 ブーン達に、驚愕の声を上げる間さえ与えずに。
 
 
 
 彼らを、包み込んだ。
 
 
 
 闇はそのまま停滞し、まるで咀嚼しているかのように、蠢いていた。
 
 
 

71 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:51:24.30 ID:qo4TweAl0
 
 
 
<_プー゚)フ「闇の中で、己の影と永久に戦うがいい」
 
 
 
 ブーン達にその声が届かないことを知った上で、エクストはそう言った。
 
 
 
 
 闇は、蠢く。
 
 
 
 
 ひたすらに。
 
 
 
 
 ただ、ひたすらに───………
 
 
72 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:52:36.47 ID:qo4TweAl0
 
 
 

 
 
 
 ────────────………
 
 
 
 誰だ……?
 
 
 泣き声……
 
 
 子供の……泣き声……?
 
 
 妙に頭に……こびり付く……声……
 



73 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:53:45.40 ID:qo4TweAl0
 
 
 「───!」
 
 
 ………!
 
 
 その……その言葉……!
 
 
 やめろ……
 
 
 「───ろう!」
 
 
 やめろ……!
 
 
 「む──や─!」
 
 
 やめてくれ!
 
 

74 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:56:08.61 ID:qo4TweAl0
 
 
 
 
 「 泣 き 虫  野  郎  !  !  」
 
 
 
 
 ………ッ!
 
 
 
 『や……やめてよ……ぼく……泣き虫なんかじゃ……』
 
 
 「うわー! 虫がしゃべったぞー!」
 
 
 「汚ねー! みんな逃げろー!」
 
 
 『うっ……うぅ……み、みんな……う……うぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』
 
 
 あぁ………
 

75 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:56:36.77 ID:qo4TweAl0
 
 
 
 あれは……
 
 
 
 あの泣いてる子供は……
 
 
 
 
 (;A; )
 
 
 
 
 俺だ……
 
 
 昔の……
 
 
 いじめられてた……俺だ……
 

76 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 00:57:28.56 ID:qo4TweAl0
 
 
 そうだ。
 
 俺は泣き虫で、虐められてて……学校に行くのが……嫌で……
 
 そんな俺が、この街を救うだって……?
 
 
 「や~い! ドクオの泣き虫ー!」
 
 
 やめろ……!
 
 やめて……やめてく……やめ……
 
 
 
 
 やめて……よ……
 
 
 
 
 ────────────………
 

77 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:01:19.35 ID:qo4TweAl0
 
 

 
 
 「ショボン、お前は天才だ」
 
 「えぇ……本当にすごいわ!」
 
(´・ω・`)「そ、そんなことないよ!」
 
 「流石俺の息子だ! なぁ、母さん」
 
 「あら、親ばかね? でも、ホント、自慢の息子ね!」
 
(´・ω・`)「え、えへへ……」
 
 
 
 既視感。
 
 どこかで見、聞き、体験した出来事。
 目の前の光景は、手放しで褒めちぎる両親と……子供の頃の僕の姿。
 

78 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:05:39.89 ID:qo4TweAl0
 
 何故。
 何故こんな物を、僕は見ているんだ。
 何故こんな、思い出したくもない過去を、僕は──
 
 背後で、物音がした。
 
 同時に背に奔る、悪寒。
 後ろを見ずとも、解っていた。
 
 物音を生んだ人が、僕には誰だか、解っていた。
 
 
 
 嫌だ。
 
 嫌だ嫌だ。
 
 見たくない……見たくない……!
 
 どうして、どうして世界が回っているんだ!
 僕の意志と無関係に、何故後ろを振り向いているんだ……!
 
 ……ほら……!
 そのせいで、僕は……
 

79 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:06:59.25 ID:qo4TweAl0
 
 
 
(`・ω・´)
 
 
 
 必死に、必死に忘れようとしていた顔を……
 
 
 ……見てしまったじゃないか。
 
 
 
 やめてくれ。
 
 そんな目で、僕を見ないでくれ。
 
 僕は……
 
 
 僕は……僕は……
 


80 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:07:17.85 ID:qo4TweAl0
 
 
 
 
 
 
 お願いだから……やめてくれ……
 
 
 
 
 
 
 シャキン……兄さん……
 
 
 
 
 
 
 
 ────────────………
 

81 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:07:31.85 ID:qo4TweAl0
 
 

 
 
 熱い。
 
 胸が……熱い……
 
 なんだ、こりゃ……
 
 「アン! アン!」
 
 
 犬。
 
 犬の、鳴き声。
 
 
▼・ェ・▼「アン!」
 
 ────!
 
 ビー……グル……!
 

82 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:07:43.41 ID:qo4TweAl0
 
 
 「またきたのかい?」
 
 
( ゚∀゚)「あ! 兄ちゃん!」
 
 
 あれは……ガキの頃の……俺……
 
 
 にぃ……兄ちゃん……?!
 
 
 なんだこりゃ?! やめろ! やめてくれ!!
 
 
 
 
( ^Д^)「こんにちは、ジョルジュ君」
 
( ゚∀゚)「こんにちは!」
 
 
 兄……ちゃん……
 

83 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:07:57.57 ID:qo4TweAl0
 
 
 胸が、熱い。
 
 …………これは……
 
 あの時の……鎖の欠片が……
 
 燃えるように、熱い……
 
 
 兄ちゃん……
 
 
▼・ェ・▼「アン! アン!」
 
 
 ビーグル……
 
 
 なんで……なんで今頃……こんな……!
 
 
 ────────────………
 

85 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:12:17.26 ID:qo4TweAl0
 
 

 
 
 心の底まで深く、絡みつく闇の中で。
 ショボン達は、それを見ていた。
 
 それは過去の、心の奥底に刻まれた、傷痕。
 二度と、決して思い出したくない、心の闇。
 
 全ては、黒き箱の力───
 
<_プー゚)フ「素晴らしい」
 
 わだかまる闇を恍惚の表情で見つめ、エクストは感嘆の声を上げた。
 
 VIP高校でデレが見せた力とはまた違う。
 人の心に潜り込み、触れられたくない心の傷を探り、抉る。
 人と物体。対象こそ別の物だが、両者に与える打撃は周知の通りだ。
 
 彼らが扱う、黒きトラペゾヘドロン。
 
 猛威をふるう闇の箱は、果たしてどこから、どのように作られたのか。
 

86 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:17:34.29 ID:qo4TweAl0
 
<_プ-゚)フ「む……」
 
 蠢く闇を見つめるエクストの顔が、変わる。
 ブーン達を包む闇の固まりに、変化が起きた。
 
 端が、内側から押されるように膨れあがる。
 
 煙とはまた性質が違うのか、膨張部が粘り着くように張っている。
 やがてそれが限界に達した時。
 
 音も立てずに闇が千切れ、落ちた部位はそのまま虚空へと消え去った。
 
 生まれた穴から覗いたのは、腕。
 続いて、穴を広げそのまま体全体が現れる。
 
 息を切らしながら地に立ったのは、一人の少女。
 
 
ミセ;゚-゚)リ「はぁ……はぁ……はぁ……」
 
 
 ミセリだった。
 
 呼吸を整えながら、エクストを見据える。
 

87 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:19:15.46 ID:qo4TweAl0
 
<_プ-゚)フ「……ほう」
 
 眉をひそめ、一言。
 闇からの脱出は、想定外だったのだろう。
 驚きと、そして不快さも、その一言に含まれていた。
 
ミセ*゚-゚)リ「……」
 
 凛と立ち、強くエクストを見るミセリ。
 彼女も闇の中で何かを見たのか、その瞳には静かに揺らぐ火が灯る。
 
 一時の間の後に。
 
<_プー゚)フ「ふん……まさか、お前のような小娘がそれを破るとはな」
 
 然したる問題はない、といった様子で、元の余裕を見せる。
 
 だが、その表情も───
 
ミセ*゚-゚)リ「……」
 
 
ミセ*゚ー゚)リ「私だけじゃ、ありませんよ」
 

88 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:24:59.12 ID:qo4TweAl0
 
<_プ-゚)フ「何……?」
 
 笑顔を見せて、ミセリが言った。
 その言葉の後、また闇が大きく蠢いた。
 
 ミセリが現れた穴が更に広がり、また現れる二つの影。
 
<_プ-゚)フ「…………」
 
 
 
(;゚ω゚)「はぁっ……はぁっ……!」
 
ξ; ⊿ )ξ「はぁ……はぁ……」
 
 
 ブーンとツンも、闇から脱出を果たしていた。
 
ミセ*゚-゚)リ「大丈夫ですか?」
 
 エクストへの警戒を解かずに、二人に気を配る。
 二人もミセリと同じく、少しの間肩で息をしていたが、次第に落ち着いていった。
 
 その様子を、エクストは静かに見つめていた。
 

89 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:27:12.43 ID:qo4TweAl0
 
 箱を用い、あの闇の中でエクストが見せた物。
 誰の心にも在る、心の奥底に刻まれた傷。
 それを呼び起こし、永遠に見せ付ける、無間地獄。
 
 ブーン達は、そこから抜け出した。
 その理由を、考えていた。
 
 先ず、ミセリ。
 彼女の姿から、巫女である事はエクストにも解る。
 
<_プ-゚)フ(巫女……仏・神道を歩む者なら……無心を貫くこともできる、か)
 
 しかし、その若さ。
 それがエクストの合点の行かぬ点だった。
 
ミセ*゚-゚)リ「……幼い頃を、思い出しました」
 
 エクストを強く睨み、ミセリが紡ぐ。
 
 鮮明に見せ付けられた、過去の悲劇を。
 
 そして────
 
ミセ*゚-゚)リ
 

90 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:27:58.66 ID:qo4TweAl0
 
 
ミセ*゚-゚)リ「私はそれを、乗り越えなきゃいけない」
 
 
 瞳の火が、強く、強く。
 
 
ミセ*゚-゚)リ「私はそれを、忘れてはいけない」
 
 
 火は、炎。それは、確たる信念。
 
 
ミセ*゚-゚)リ「大切な私の過去を……」
 
 
 
 
ミセ#゚-゚)リ「踏みにじった貴方を、私は許すわけにはいかない!!」
 
 
 轟。
 
 声と共に、覇気が飛ぶ。
 

91 名前: ◆iAiA/QCRIM [] 投稿日:2009/06/03(水) 01:28:32.75 ID:qo4TweAl0
 
 
 
 彼女の怒気をその身に受けても、エクストは動じること無く。
 冷静に、一つの答えを導き出した。
 ミセリが無間地獄から抜け出した、その理由。
 
<_プ-゚)フ(成る程……既に乗り越え、逆効果だったというわけか)
 
 
 ならば、残りの二人。
 
 
 ブーンとツンは、何故脱出する事ができたのか。
 
 
 エクストはゆっくりと、二人に視線を送る。
 
 
 
 その間も、黒きトラペゾヘドロンは。
 
 
 
 エクストの手の中で、漆黒に輝いていた。
 
 
 
                         続く。


21話へ⇒『黒きトラペゾヘドロン 中編』
乙です!
待ってました!

モナーがかっこいいです…

【 2009/06/03 】 編集
すみませんお待たせしました
嬉しいです、頑張ります
【 2009/06/04 】 編集
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